介護施設では定期的にレクリエーションを実施し、皆で楽しい時間を過ごすと共に、体の訓練を行っています。安全かつ楽しくできるレクリエーションはたくさんありますので、具体的にどんなことができるかを覚えておくと良いでしょう。
脳トレに役立つレクリエーションは、身体機能に障害がある方でも参加できるのがメリットです。認知機能の低下防止につながるとの事例もあり、単なる遊びを超えた効果を持ちます。たとえば、間違い探しなどはイラストを大きく作ることで、誰でも気軽に参加できるレクリエーションとなります。他にも、回文をみんなで作って発表してもらうというのも楽しく、頭を使う時間にできます。
腕もしくは手先だけでできるゲームも、身体機能が限られている方でも参加しやすいです。また、手先を動かすことで日常生活に必要な機能を維持する助けにもなります。たとえば、魚釣りゲームなどは人気のゲームです。紙やプラスチックで作った魚にクリップを付け、釣り竿にマグネットを付けて釣りやすくします。釣った本数で競うこともできますし、季節によって魚を変えることで季節感を持たせるのにも役立ちます。
輪投げも多くの介護施設で人気のレクリエーションです。身体機能に問題のない人でも、車いすの方でもできるゲームで、簡単ながら体をしっかりと動かして楽しめるのがメリットです。また、集中力を必要としますし、ちょっとした力の入れ方の調節をしないといけないので、認知機能の維持にも役立つものです。